オ―!ファーザー
ひさしぶりに本ネタでも書きますか。
今回も絶賛ハマり中の伊坂幸太郎作品。
朝の通勤時間を使ってちょこちょこ読み進めてこの前やっと終わった。
伊坂幸太郎作品はトラップというか、伏線を張りまくるので
読み進めながらも時々不審になるときがある。
これも何かあるんじゃないかとずっと思ってしまう。
これだけ疑って読んでいたら予想が当たるときもあれば
そこも伏線かよと斜め上を行かれる時もある。
その時はもう電車の中でも笑っちゃうよね。
今回の物語の入りはとてもシンプル。
主人公は由紀夫という高校生。といってもただの高校生ではなく
4人親父がいるという特殊な高校生。この時点でもうむちゃくちゃ。
ちなみに母親は1人で親父は4人なので結婚はしていない状態。
しかも由紀夫には誰か1人の血しか入っていないらしい。
それが誰なのかは最後まで分からなかった。
物語は4人の父親を持つ由紀夫が日常生活を送っていく中で
ある出来事を目撃してしまったことからそこから鎖がつながるように
物事が進み、最後には事件に巻き込まれてしまうというもの。
最後の結末としては4人の親父が最高にかっこいいということ。
これだけは言える。
最初からいきなり伏線がばらまかれ、最初に張られたちっちゃな伏線まで
最後にきっちり回収するので読み終わってすっきりする。
よくこんなに伏線を考えるなと思うわ。
でもちっちゃすぎる伏線まで回収することあるので、
そんなとこあったかなと考えなおすことが少しあった。
そこまで伏線張らなくてもいいかななんて。
今回の作品も映画があるので今度見てみよう